梅雨前線活発化　広範囲で本降りの雨　土砂災害等に警戒

今日6月11日(水)は梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、所々で雨雲が発達しています。未明には高知県安芸市のアメダス安芸で1時間に62.0mmの非常に激しい雨を観測するなど、昨夜から今朝にかけては九州や四国、近畿、東海などで土砂降りの雨となりました。

大雨警報や洪水警報の発表された所もあり、8時現在も九州だけでなく京都府や滋賀県に警報が発表されています。
警報・注意報の発表状況 履歴 今後の見通し

この時間も広範囲で本降りの雨となっていて、広範囲で通勤・通学には傘が必須の朝となっています。

梅雨前線は次第に南下しながら、午後は西から活動が弱まっていく傾向です。ただ、午後も局地的に雨の強まるおそれがあるため、今日いっぱいは注意が必要です。
雨雲レーダーの予想を見る雨雲レーダーの予想を見る

今朝までの24時間に降った雨の量は、九州や近畿南部、東海の山沿いなどで200mmを超えているとみられます。また九州では8日(日)頃から断続的に雨が強まっていて、鹿児島県指宿市のアメダス指宿では72時間降水量が507.0mmと、同地点での観測史上1位の値を更新しています。

これまでに降った雨により、地盤が緩んで土砂災害等の危険度が高まっているところがありますので、傾斜地や増水した川など危険な場所には近づかないでください。
現在の土砂災害危険度
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今日は北日本も日本海から近づく低気圧の影響で雲が広がり、雨の降る所があります。

ザッと強く降る可能性があり、雷や突風、雹を伴うおそれもありますので、外出の際は雨具を持ってお出かけください。
現在の発雷観測状況 雷レーダー現在の発雷観測状況 雷レーダー

梅雨前線は活動の強弱を繰り返しながら来週にかけて本州付近に停滞します。南シナ海で台風1号になる見込みの熱帯低気圧から湿った空気が流れ込むことで、今週末は再び梅雨前線が活発化することが予想されます。

13日(金)頃から15日(日)頃にかけて、活発化する梅雨前線の影響で広範囲で雨の強まるおそれがありますので、最新の気象情報にご注意ください。
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